なぜコロナ禍において換気が必要なのか?

世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。

新型コロナウイルス感染症対策において「換気」が推奨されています。その理由はこの感染症が「エアロゾル感染」することがわかっているからです。

これは空気中に漂うウイルスを含んだエアロゾル(微粒子)を吸ったりして感染することで、それを避けるためにできるだけ空気中に浮遊するエアロゾルを減らす必要があります。厚生労働省は特に冬場の「換気の悪い密閉空間」を危険視し、推奨される環境や換気方法などを公開しています。

概略として、温度18℃以上、相対湿度40%以上でしっかりと換気された空間は「感染リスクの低い空間」とされているのです!

二酸化炭素濃度測定器とは?

二酸化炭素(CO2)濃度は人が滞在する空間、とくに密集・密閉(いわゆる3密のうち2つ)になる空間では人の呼気から出るCO2が換気されずに濃度が上昇します。つまり、CO2濃度はその空間中に満ちる”人の呼気”の一つの指標となります。これを測定し、「感染リスクの低い空間」を確認するための方法として、二酸化炭素濃度測定器(CO2濃度計)が注目されています!

濃度計を設置することで、多人数が利用する空間での換気不足を視覚化できれば安心ですよね。

ある研究機関によると、学校や職場等、同じ集団が定期的に集まる空間においてCO2の連続モニタリングを新型コロナウイルス感染症の感染リスク指標として用いてもよいそうです。彼らが学校施設で実施した実験では目安として使用するだけでなく、設置した空間中の人(この実験では生徒)による自主的な換気を手助けする効果が確認されています。

換気の目安は1000ppmを超えたら!

外気中のCO2濃度はおよそ415~450ppmとされ、この数値に近いほど換気が行われているといえます。反対に、1000ppmを超える場合(適切な換気が行われていない場合)は危険とされ、エアロゾル感染のリスクが上昇します。

また、イギリスの指標によると歌唱や有酸素運動が実施される施設ではエアロゾルの危険性が高まるとされています。そのため、カラオケやジムでは通常の基準よりも低い800ppmが換気目安として推奨されます。

一方で、CO2を発する外部要因(石油ストーブ等)がある場所では換気目安1000ppmが基準として機能しない場合があります。もちろん、冬場の過度な換気は体温を低下させてしまい、むしろ体調を崩してしまいます!
実際の環境に合わせて目安を再設定するなど、適切に運用しましょう。

新型コロナウイルス感染症対策と二酸化炭素濃度の関係について、 厚生労働省が「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法を発表しています。

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